TARO賞リレートーク

「第26回岡本太郎現代芸術賞」会期中に開催された参加作家によるリレートークの動画が公開されました。
本作の作品解決や制作の姿勢について、自分の言葉で伝えられる良い機会でした。
わたしは41:48〜でてきます。

●TARO賞展示のおしらせ●

「第26回 TARO賞」に入選したため、岡本太郎美術館で開催の、入選者23名による展示に出展させていただきます。入選者はそれぞれ5m四方の空間内で作品を展開。

私は去年発表した《ひとつに還れたなら》を、更に大きくし加筆等を施した、自身の作品で最も大きな空間作品を発表します。制作をはじめて丸6年、当初から一貫して追い求めているテーマを軸とし、ここ数年の制作で得た素材や技法を取り入れた集大成のようであり、また作家として進んでいきたい方向を示す、今後の指針ともなる作品になりました。

会期が2ヶ月間ありますので、関東圏にお住まいの方、お越しになる方、ぜひ足を運んでいただけると幸いです。作品の鑑賞を通して、観る人それぞれが自身の心の奥深くに広がる、誰もいない深海の宇宙を見つめる機会となりますように。

会期中数日在廊予定で、2/18(土)・19(日)・23(木・祝)・25(土)・26(日) の13:00~17:00は作品付近にいます。各賞の審査結果は2/17に発表なので、その後ご報告します。最後になりましたが、本作の制作・設営にご協力くださった皆さま、応援してくださっている皆さま、いつもありがとうございます。

「第26回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」
会期:2/18(土)~4/16(日)
開館時間:9:30〜17:00(入館16:30まで)
休館日:月曜日、2/24(金)、3/22(水)
会場:川崎市岡本太郎美術館
アクセス:〒214-0032 川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内
小田急線「向ヶ丘遊園」駅南口から徒歩約17分
観覧料:一般700円、高・大学生・65歳以上500円、中学生以下は無料
同時開催: 常設展「岡本太郎とにらめっこ」
主催: 川崎市岡本太郎美術館、公益財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団

イベントについて詳しくはこちら

「ここから、還るところ」

長野県 信濃大町で、蔵を会場に制作した空間作品を発表します。
本作は2019年にあさひAIRでの滞在制作に始まり、その後は沢山の方のご協力の元2年をかけて自主制作を続け、去年の夏に完成。この度6日間限定で作品を公開します。

闇の中に身をおいて、光を描くこと。
闇の中であるからこそ、微かな光も切実な救いになる。大町の真っ暗な夜に感じたことが景色に現れました。ここより先の、本来の還るところへ、それぞれを導く光が見つかりますように。

《ここから、還るところ》
【会期】10/1(土),2(日),7(金),8(土),9(日),10(月・祝)
【時間】金:13:00〜17:00、土日祝:10:00〜17:00
【会場】〒398-0002 長野県大町市大町上仲町2520−1→ google map
※会場は個人の蔵です。入口のポスターが目印。
【アクセス】電車:「信濃大町駅」より徒歩10分、車:会場近くに大町市営無料駐車場有り
【入場料】無料
【作家在廊日】1日、9日、10日

同時期に、今年のあさひAIR 参加作家の成果展も開催。合わせてご覧ください。

個展「ひとつに還れたなら」

香川県高松市のギャラリーMOTIFにて、個展を開催いたします。

日 程:2022年7月30日(土)- 8月14日(日)
時 間:11:00-18:00(会期中無休)
場 所:MOTIF
入 場:¥500(15歳以下無料)


私にとって描くことは、本来の地点へ還るための手段である。
その地点は、私たちが形をもち、それぞれになる前。だれもいない、個であるものが何もない。
それでいて、すべてのものはひとつとなって満ちている。そんな“0の地点”へと向かい、感じたことが景色として現れてくる。

混沌とした時代だからこそ、外界で吹く風や、刹那的な感情の波にとらわれずに。
一人ひとりが、だれもいない深海の宇宙へ眼を向ける心を持てたならば。

本展では、「瀬戸内国際芸術祭2019」以降はじめての空間作品の発表を行います。ぜひ会場で体感してください。

個展「光が降り積もる日には」

先月新しくオープンした「大垣書店堀川新文化ビルヂング」で個展を開催します。

本来の還るべきところへ還るために。
その地点へと導く光の感覚をたよりに、景色を描く。
本展は、書店内やカフェスペース、階段の踊り場など、館内全体で作品をご覧いただけます。
いつかに掴んだ光の結晶が、わたしたちの今いる空間を灯しますように。

会期は年末年始はさんで1ヶ月間。
館内のさまざまなエリアでの展示で、エリアごとに営業時間が異なります。
10:00〜20:00の間でしたら、すべての作品をご覧いただけます。
くわしくはHPをご確認ください。

山田愛 個展「光が降り積もる日には」
会期:2021.12.23(木)〜2022.01.23(日)
会場:大垣書店堀川新文化ビルヂング 
館内 各所
時間:各エリア営業時間に準ずる
※ 10:00〜20:00の間は全作品鑑賞可

個展「在りしモノのゆくえ」

東京 原宿のギャラリー「BLOCK HOUSE」にて個展を開催します。
東京で初の個展となる本展では、制作を始めて以降一貫したテーマである「私たちが形をもつ以前の景色」を新旧作を混えてお見せいたします。

《開催概要》
【展覧会名】 山田愛個展「在りしモノのゆくえ」
【会 期】 2021/10/30(土)〜11/14(日)
【開館時間】 13:00-19:00
【休 館 日】 月曜日
【会 場】 BLOCK HOUSE B1F
【住 所】〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-12-9
【観 覧 料】 無料
【ギャラリーHP】http://blockhouse.jp


「どうか、還るべきところへ、還れますように」
私たちが体を手に入れて、それぞれになる前。
本来すべてのものは一つであり、
そこには誰もいない。個であるものが何もない。
それでいて、そこにはすべてが満ちている。
そんな「0の地点」があったように感じている。
還りたいところ「0の地点」へ向かうこと。
そして、辿り着いた先の景色を写し描きたい。

個展「だれもいないあいだ」

3月に京都で個展を開きます。去年末長野で発表した「0の景色」に加え、新作20点ほどの絵を展示予定。

会期:2021年3月15日(月)〜21日(日)
時間:13:00〜18:00
会場:スタジオ・ツキミソウ
https://tsukimisou88.tumblr.com/
住所:京都府京都市左京区岡崎天王町76-8

ここに浮かび上がるものが “だれもいないあいだ” のことでありますように
わたしもいない あなたもいない だれもいないあいだ
そのすべてのものが それぞれになる前の
だれでもなく だれでもあった 0の景色へ

【関連展示 ウィンドウ展】
個展で発表した作品の一部をメトロポリタン福寿創の窓に展示し、屋外からご覧いただけます。
会期:2021年3月22日(月)〜28日(日)
場所:メトロポリタン福寿創京都府京都市左京区岡崎南御所町18
時間:いつでもご覧いただけます。※夕方から23:00はライトアップされます。