2019

ART OSAKA 2019

2019/7/5〜7/7
HOTEL GRANVIA OSAKA (Osaka)
#6008 GALLERY TOMO

 客室内のバスルームで、《Substance》シリーズ7点、《Wave motion》シリーズ6点を発表。小作品だけでなく、空間全体で世界観を表現した。

 わたしは普段感じた“なにか”を、その瞬間にスケッチしている。ただ、その“なにか”が何者なのか、今のわたしには分からない。だが、“なにか”がいると、確かに感じている。

 《Substance》は、その“なにか”を、分かる限り描き出そうと試みたシリーズである。暗闇からぼんやりと浮かび上がるイメージは、掴みきれない正体を表している。

《Substance》
2019
Canvas , colored pencil , pastel


 すべての作品において、実際に体感したものを頼りに表現している。その時感じた温度、質感、大きさ、光、動きなど…さまざまな要素を思い起こし可視化する。

 それらの中で、光の動き【振動】は特に重要な要素である。《Wave motion》は、【振動】に焦点をあてて描き出したシリーズである。

《Wave motion》
2019
Panel , paper , pencil


瀬戸内国際芸術祭2019

2019/9/28~11/4
高見島(香川)

《内在するモノたちへ、》
2019
紙、墨、木炭、高見島の石・砂利

For Something Exists Inside
2019
paper , japanese ink , charcoal , stone & gravel of Takami island

わたしたちが立つ大地の、ずっと内側に“なにか”がいる。
はじめて島を訪れた際に、地面の奥深くに眠る、目に見えない”内在するモノ”を感じた。
日々の暮らしで忘れていた感覚を、島が呼び起こしてくれた。
そのように体感したことを手掛かりに、島そのものに”内在するモノ”や、そのエネルギーを、絵画と石のインスタレーションで表現する。
そうして現れたイメージは、この地に”内在するモノ”であると共に、わたしたちそれぞれに”内在するモノ”でもある。
一見ふつうの古民家。襖を開けると、外とはまるで異なる空間が広がる。
作品の中に入ることで、島の外側から島の内部へ、自身の内部へと入るかのような体験を生みたい。

作品入口 ガラス戸を開けると内部空間が広がる
高さ約3m、幅約5mの空間
地面には島の砂利が敷き詰められ、観客は砂利の上を歩いて鑑賞できる
中心に砂利の塔がそびえ立つ

There is something deep inside the land under our feet. When I visited the island for the first time, I felt an invisible “inherent something” sleeping deep in the ground. The island reminded me of a sensation I had forgotten. Having experienced this sensation, I wanted to express an element of that “inherent something” and the energy of the island itself, in an installation of paintings and stones. The image that came to me was of both the “inherent something” in the place and in each of us. At first glance, what seemed to be a typical country house turned out to be quite a different space when the fusuma doors were slid open. I intended to create an experience. As we enter the work, we can be aware of the sense of going from the outside of the island to its interior and from there, into our own interior.

3面の壁画はいずれも内在するモノのエネルギーを表現
壁画には島の砂も使用
壁画は紙に墨、白墨液、チャコール、木炭、砂などで描いた
高見島プロジェクト

あさひAIR「生まれたて天国」

2019/11/19~12/18
長野県 信濃大町 あさひAIR 滞在制作

信濃大町あさひAIR「生まれたて天国」
大町市内の蔵にインスタレーション作品を制作させていただきました。
制作期間中に書いたテキストはこちらのnoteをご覧ください。
レジデンス事業後も継続して制作しており、完成発表は2021年の秋を予定しています。

長野県信濃大町で滞在制作している様子を、地元のネパール料理屋さん「ヒマラヤンシェルパ」のレグミさんが自身のyoutubeで紹介してくださりました^^編集が独特でおもしろい。とってもあたたかい動画です。ありがとう。

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