2024

diorama × COMPLEXBOOST “ZEN 一禅ー”
COMPLEXBOOST(東京)

山梨にあるインテリア・アートギャラリー diorama と、東京中目黒のギャラリー COMPLEXBOOST による企画展。dioramaによる新たな解釈で “ZEN ―禅―”を表現したアート・インテリアを提案する展示に参加させていただきました。

《円相》no,9 2023 / 墓石の玉砂利、セメント、パネル / 550×550×45mm
“Enso” no,9 2023 / gravel for grave, cement, panel / 550×550×45mm

《円相》no,15 2023 / 墓石の玉砂利、セメント、パネル / 420×420×35mm
“Enso” no,15 2023 / gravel for grave, cement, panel / 420×420×35mm


ARTISTS’ FAIR KYOTO
京都新聞社ビル地下(京都)

京都新聞社ビル地下を会場に、石や絵の作品を組み合わせたインスタレーションを発表。
会場通路を挟んで両側に空間を展開した。

小谷元彦さんの推薦で出展させていただきました。

石は太古から沈黙を保ち、内側に記憶を宿す。森の深くまで分け入ると、なぜこれ程まで大きな石がここにあるのか、突然の出会いが謎に包まれることになる。その体験は芸術の素材を超え、自然の力や宇宙が存在する不思議に触れるようだ。山田愛は社寺建築専門の石材屋で生まれた。石は身近でありながら、特殊な物体だったのだろう。石から放たれるエネルギーのようなドローイングを描き続けるのは、彼女が石と交信を続ける術なのか。

ARTISTS’ FAIR KYOTO 推薦文 (小谷元彦)

Stones have kept their silence since ancient times, carrying memories inside. Sometimes, delving into the depths of a forest, a sudden encounter will be shrouded in mystery – why is such a large stone here? This experience transcends the material of art, as if to touch on the power of nature or the wonder that of space existing. Ai Yamada was born to a family stone business for temples and shrines. Stones were probably familiar, yet special objects for her. Perhaps she continues to make drawings like the energy released from stones, as a means to correspond with stones.

ARTISTS’ FAIR KYOTO recommendation from Motohiko Odani

《共振する身体》2024 / H2400×W1200mm / パネル、和紙、那智黒石、胡粉、他

わたしたちは、ひとつの空気の中にある。
壁で空間を仕切ることはできても、空気そのものに境界はない。無関係なものは、なにひとつなく、すべてのものは共振している。数多の生命体と意識が混在し、影響を与え合い、連鎖を続ける世界で、あなたはいま何を放ちますか。

《真鏡》 2024 / 2400×2400mm / 那智黒石

熊野古道で知られる聖地 那智で産出される「那智黒石」。その自然石をひとつずつ手で磨いた欠片を集めた作品。本作の制作は、70名もの方がワークショップとして石磨きに参加していただき、ひとつの景色をつくっています。一欠片を磨くのに、およそ1時間は要し、その時間は静かに自身を内観する時間でもある。磨いた人の心身の状態が石に反映されるため、真の姿を写す鏡のようだと思い《真鏡》と名し、ひとつの鏡に見立てている。

《円相》 2023 / 墓石の玉砂利、セメント、パネル

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